2013年2月2日土曜日

旅の終わり ウラジオストック


面倒臭いし すっかりロシアの悪路にも慣れちゃったので ハバロフスクからウラジオストックまで800キロ、12時間。ウラジオストックに到着しました。あとは目と鼻の先の税関までパジェロを持って行くだけ。もうこれで運転しなくて済んだ。正直な実感です。3つくらい命拾いをした勘定になる、思い返しても背筋が寒くなります。ホテルの玄関前に停めたパジェロ。ドロドロ、こんなパジェロを見たのは初めて。可愛そうにごめんね。Gちゃんも頑張ったけれどこのボロ車、頑張ってくれたこそのバイカルまでの旅。帰ったらキレイに洗って再整備してやろうと思います。ちょうどロシアだけで8800キロ走ってくれました。

さすがに厳冬期のシベリアドライブはきつかった。予想以上、と言うか想像を絶するドライブでした。氷結、凍結、積雪した道路や低温は世界どこも一緒。日本や米国と大きく違うのは道路状況、インフラの決定的な遅れと運転マナーの悪さ。純朴で親切なロシア人しか見たことなかったのに運転させたら素養はゼロ。文句を言ってても始まらない、その流れに乗らないと走りきれない、、大阪の泉ナンバーの運転、と言っても分かる人は少ないだろうけど、要するに一般人なら呆れかえる運転をしないと乗り切れない厳しいレース。、、泉南の方 ごめんなさい。当然ながらあっちでもこっちでもスピン、追突。道路下への墜落。今日だけでも6,7台。いつも乗用車でした。凍結には慣れているはずなのにね。。Gちゃん、気の毒だけど絶対に助けません、そういう運転する人は覚悟の上でしょ、自己責任でペナルテー払ってください。

交通量が多いので道路上の雪や氷はどんどん変化して行く、もちろん陽当たり 日陰、登り下りの道路上の変化。刻々変わる道路状況を読みながらの運転技術と経験が求められます。まして速度80キロを超えると死んでもブレーキは踏んではダメ。うん、これでGちゃん 帰ったらクロネコヤマトか佐川急便の長距離トラックドライバーに就職できます。ま、だれも冬のシベリアなんて走りたいとは思わないだろうけど、神経のズタズタに磨り切れるバイカルへの旅でした。

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