2012年12月29日土曜日

GPS

真っ白の冬のシベリアの大地。びっくりするような写真をいっぱい撮るぞ!って まぁそれなりに張り切っているのですが。いつも 枚数だけはビックリするほど撮るのですがね。。。実はあとの編集作業が大変なのであります。

日付毎に整理されてても 旅が終わってからでは これどこの写真??が続出。
まして冬の極地写真。どこで撮っても良く似た白い山と平原。どこだったかな?写した当の本人さえ分かりません。

思い切って今回の旅用に買うことにしました。カメラ用GPS、キャノンGP-E2。
撮影した場所の緯度経度情報はもちろん、標高、GST(世界標準時刻)、カメラの方位。其々の画像に覚え込んでくれる。これは便利。帰ってからゆっくり編集ができる。それで良し、期待通り。

驚いたのはロガー機能。本体を持ってると移動した軌跡まで地図に表記される機能。
カメラに装着しないで、本体を持っているだけで?。。。これって、山登りや街の散策や、ドライブ、、、特に今回のシベリア横断の旅なんかには最適ツールじゃないですか。車のフロントにでも置いておくだけでいい。ホントなの?知ってる若い人には 何をいまさら!ってことだろうけど、Gちゃん、ロガーって何のことやら。

さっそく説明書通り本体を腰のベルトに止めて いそいそとお散歩。続いて車で西宮のコーナンまで買い物。良くわからないのでロガー間隔は1秒。(間隔は1秒~5分まで)

帰って来てさっそくパソコンに繋いだら表示されたのがグーグルマップ。その上にGちゃんの動いた赤い線。げげげ。
ご存知グーグルマップ、拡大して行ったらどこまでも。。良く見たら、途中で喫茶店に寄ったのまで分かる。これはすごい。。。適当なサイズにしてコピーしたのが下の軌跡図です。

無理やり前のとろい車を追い越したのやら 散歩の途中に愛犬が横道に入り込んだのやら。。。拡大していったら(本人しか分かりませんが)左右1メートルくらいの僅かな差までも出ています。
そか、1秒おきに人工衛星5台で監視されてたわけかい。恐ろしいてか便利ていうか。。。

でも、こんなことプログに書いても良いのかな? 旦那に付けさせたい奥さん ようけ居たはるやろな~~。

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2012年12月28日金曜日

ロシア道路地図

あと2週間ほどたてば凍てるウラジオストックからシベリアの大地を運転してるはずのGちゃん。
とほほのホ。手元にあるロシアの道路地図は中学の地理の時に使った世界地図帳。ソビエト連邦って書いてある。
現地に行けば何とかなるわいとウソぶいてたけど。内心は悶々。ロシアにそんなロードマップ売ってるんだろうか、売ってたとしてもロシア語の縄文字ばかりでは猫に小判。切羽ずまって はい Gちゃんも時には真剣になります。て言うか横断の鍵はこれが全て。真剣にならないでどうする。。。ぶ、ぶ、ぶ~!遅すぎるよなぁ~あんた今頃になって何を言うたはる。

ワラをもつかむ思い。いやぁ~お世話になりました神さま仏さま 青山なおこさま。
12月8日の日記でご紹介したスーパーレデー。単にアフリカまで一人で車で走ってしまった冒険家と言うだけじゃない、いやはやこの人のアタマ、どうなってんだろう。パソコンでできないことは何もないって思ってたけれど、いや~!ITのプロってすごい!!
会社のホームページ作成やらお仕事でそんなプロの応援の必要な皆さまも多いはず、こんな凄い人も居るってこと、マジ、みんなに教えてあげたい。感動しました。http://www.omnipot.jp/index-jp.html

よく経験するよね、車で走ってたら古いナビ画面。高速道路の出来たのも知らずに 画面だけは道もない山の中を赤いが突き進んでいく。解決は簡単、ソフトを新しいのに入れ替えればOK。それに、古いソフトはまだしも我慢もできる。でもね。そのナビを外国に持って行っても、当たり前ですよね、使えません。日本国内の地図ソフトしか入ってないんですもんね。

で、Gちゃんのナビ。Garmin社製の最新ナビ。別売のソフトを買えば世界中を走れるはずなのに。。とほほ、よりにもよってロシアだけが別売でもナシ。て言うか、かろうじてモスクワの市内だけ、2万円。。。ガックリ。あわてて探しまくっても ロシア全土を網羅した道路地図ナビソフトなんてどこにもありません。せっかく買ったナビ本体をパジェロから外して。溜息吐息。ふぅ~。

ヒマラヤの未踏峰。地図も何もなしに出たとこ勝負、あんた、勘で登るのかい?ワラにもすがる思い、何とかならないだろうかと青山さんに相談。お会いしたこともないというのに。いやはや年の瀬のお忙しい折に 本当にお世話になりました。

Gちゃんの目の前にあるGarmin。「最新」のロシア全土の道路地図が見られるようになりました。
ウラジオストックから辿って行ったら延々と赤い道。モスクワを経由してヨーロッパまで続いてるじゃないですか!
縮尺はどのくらいか、+で大きくして行ったら、ナビ画面1センチ足らずの長さが15メートルって換算表が出てる。もうここまでナビで見られたら十二分。グーグルマップ以上。
世界中でこれより詳しく新しい地図があったら持って来い!ガォ~~!!!満天の星空と満月を見上げて思わず何度も何度も大吼えするGちゃんでした。

無報酬の世界中のポランテァ達が 日々刻々変わる道路情報を編纂してるというフリーマップ。パソコンから誰でも無償で手に入ります。もちろん詳しい日本地図だって。げ?この最新版がタダ?!ウソ~~ぉ。
手に入れたありがたいロシア全土の道路地図、シベリアの田舎町のホテルやレストラン、ガソリンスタンドまでちゃんと検索できるじゃないですか!ナビを寝床にまで持ち込んで、興奮してすっかり眠れなかった夜でした。今日は寝不足だけど 任せなさい、これで旅は終わったのも同然です。

ロシアビザ。本日受け取ってきました。簡単。受領サインもなし、費用もタダ。1分。窓口は「あじたあじたのオッサン」でなく ホノちゃん英語の兄ちゃんでした。若いのにめっちゃド近眼。ビザの内容を確認するのに パスポートに目を擦り付けるほど。臭いを嗅いでるのかな??って思っちゃった。本国ではエリート?顔だけは優雅。。もうちょっと日本語か英語、勉強せなあきまへんで~。あんたはでけるんやから。

2012年12月25日火曜日

防寒対策

クリスマスプレゼント。保育園に通う孫のホノちゃんがマフラーを編んでGちゃんにくれました。「シベリアにももっていってね」つたないお手紙も付けて。5歳の子がここまで仕上げるのって大変だったと思います。うちの愚息の時なんて鉄砲やゲームで遊びまくってた、やっぱり良く気が付いて女の子はホントにかわいいね。心の中はポッカポカ。楽しいクリスマスパーテーでした。

年の瀬もせまっていよいよ冬になりました。寒さに弱いGちゃん この寒さはこたえます。はい。
どちらさまも風邪なぞ召しませず 熱~い鍋ででも元気つけて 年賀状書き、最後の追い込みに頑張ってください。はい、Gちゃんは必死でやってもう終わりました。ふぅ~。

というわけで忙中閑。車に関心ない人には興味ないだろうけど本日は車の防寒対策についてのおしゃべり。
冬のアラスカやカナダの北極となれば気温は常時マイナス摂氏20度は普通、マイナス30からひどい時はマイナス40以上。それにいつも吹いてる横殴りのブリザードを入れたら体感温度は??寒いというより痛い感覚。

そんな中で人間の防寒対策もさることながら車の防寒対策は致命傷にもなりかねません。北極圏では前後400キロ500キロの無人地帯、車が止まったら終わりです。メーカーもマイナス20℃までは(保証はしないけど)部品テストはしている模様。「でもそこから先の温度は未知の世界。加速度的に劣化するでしょうね、はい。」という状態。ようそれでおぬし 雪上車やスノーモービル作っとんやな。みんなそんなこと知らずに使っとるど!
参考になるかどうか、、そんな寒い所を目指す人も居ないだろうけどGちゃんの極地対策。シベリアも基本的にはこれで行きます。

専門の自動車修理工場に頼まないといけないものも 自分でコツコツできるものも 思いつくまま。
まずガソリンは凍りません。大阪で入れたガソリンで走るわけじゃなし 現地で入れるガスは全て凍結防止剤をそれなりに入れて売っています。気にもしなくていいです。

凍りつく心配は エンジンオイル、ラジエター、バッテリー、ウインドウオッシャー液。誰もビビって日本国内のデーラーは丁重に断られるだけだと思います。カナダ、アメリカの先進国へ行くのなら、それはそれ、日本国内仕様で渡航してから現地のイエローハットみたいな所で対応してもらうのが一番。餅は餅屋、完璧に対応してくれます。

とほほ、ロシアはそうじゃないらしい。一人前に寒いくせして。全て自分で考えてやりなさいということらしい。やるっきゃなし、今回は全て過去の極地の記録を読み返してその通り対策。
希望のエンジンオイル、ラジエター不凍液、バッテリーは国内で手に入りました。心配いりません、要望あったら一報ください、Gちゃんの使ったメーカー、品番等お知らせします。

ウインドウオッシャー液。これは初めから入れて行きません。使う必要がないって言うか、フロントガラスが雨で濡れる、凍りつくことはないからです。と言うか、極地へ行けば行くほどフロントガラスはもちろん、車のボデーも全てピッカピカの新車みたい、光り輝いてきます。
何のことはない、空気中の湿度、水分が低温で凍りついて目に見えない氷の粒子、走ってるうちに車全体の汚れや泥を全て落としてくれるからです。雨なんてありえない季節ですからウオッシャー液は要りません。。。最初の時は知らなかった、大失敗。うっかり使ったらフロントガラスに氷ビッシリ。零下20℃OKのウオッシャー液?並みの努力では剥ぎ取れません。入れていたとしても使ったら大変なことになる。

大事なのは徹底的に行っている車本体の保温対策。どんな車でもそれなりの保温材を入れてあります。車内の天井、側面、ドァも、内貼りを外したら貧弱な保温材が入ってる。タイヤ回りなんて何もなし。これで充分なのです国内の冬は。Gちゃんの車には厚さ2センチくらいのウレタン材がびっしり隙間なく。コーナンで安価に手に入ります、一人でやったら1週間はかかるかな、技術的には大したことなし、あとは執念と器用さだけ。

忘れていけないのが足元。カーペット一枚、めくったら下は鉄板というのが普通の車。せっかくの車 内の暖かさもここからどんどん放熱。親の仇を見つけたみたい、ウレタン材、発泡スチロール板、Gちゃんの車の底は鉄板から10センチほど上にあります。かろうじて元のままは運転席のペダルだけ。

車から降りて開けてみたボンネット。ボンネットの裏側にも普通は断熱材が入っています。消音対策もあるのでしょうか。私はもっと強力なものに付け替え、加えて隙間に発泡スチロール板。
車の一番前、「グリル」もラジエータ冷却用に開けてある大きな隙間。バンバンと冷たい風がラジエターへ。。ここもプラスチック板で完全封鎖。エンジンルームに入る空気は車の下からだけ。
もちろんバッテリーは発泡スチロールで全面断熱、±のチョボが出てるだけ。これだけしてもオーバーヒートなんてほど遠い様子。→追記;ロシアではエンジンルーム下を全面覆っている車も見た。おぬし よっぽどのボロ車?!

そして最後はボデー下部。腹回りとでも呼ぶのかな、普段は見たこともない車の下。
普通は真っ黒のコールタールを塗ってある。国産はどれもこれも申し訳程度。ベンツやボルボの高級車の底は厚さ1センチほど。凍結防止剤による錆防止、断熱、防音対策もあるのでしょう、厚ければ厚いほど好結果になるはず、、、マスクしてゴーグルかけて素人にはとてもできない物凄いスプレー作業、マフラーを除いて全面2センチ厚、親の仇、まぁこれだけすれば堪忍してやるべ。まいったか。

これだけやれば?ぬぬぬ!運転した時のエンジン音や風切り音、ベンツじゃないけど時計の秒針の刻む音しか聞こえてこない?!ほどじゃないけどね。静か!。。さぁ鬼でも鉄砲でもといそいそと極地に出かけて行ったら。。。。気が付かんかった、ドァを閉めた時のドァとボデーの合わせ目。

普通の車は丸いチューブのゴムで出来たクッション材ていうか隙間防止材、ドァ周りにぐるりと。
くそたれ~~~隙間と言っても僅か針か釘先くらいの合間だろう、そこから零下20度が一日中、運転してる間はずっと。膝や肘に当たってこれが意外なボデーブロー。どう調べてみてもこれは隙間風じゃなしに防寒材不足の熱伝導による冷気。国内の冬では分からなかった盲点。サリンガス流入を防止するくらいに目張り、目張り、目張り。

ご注意。これを徹底対策すればドァの開閉が重くなります。車内と車外の空気圧、開閉時に空気を逃がすためにどんな車でも「空気逃し弁」がついてるけど、やりすぎたらアウト オブ 能力ということになる、私の車は叩きつけないとドァは閉まりません。おかげで蟻ん子一匹の溜息すら入って来ませんがね。

そしてそこまでしても。北極圏に入ったら。三段ある暖房スイッチはずっと最強、運転手はヒマラヤ遠征時みたいな完全装備。寝袋さえあればそのままビバークできそうな重装備の運転。寒いのです、とにかく寒くて膝にも毛布は掛けっぱなし。あほじゃねえの、そこまでして何のために君は行く。

蛇足。知らなかった。ベンチレーター。車外の空気を車内に取り込む、取り込まないの開閉ノブ。
寒かろうと「閉」で第一回目の遠征。結果は車内のガラスと言うガラスは内側から猛烈な氷。
取っても取ってもどんどん発達する一方。最後はナイフで削っても取れないほど。
はは~ん!第二回目の遠征はベンチレーター「開」。大正解。曇ることもなかった。
にゃるほど、車の説明書のどこかに書いてるんだろうなこんな素人失敗。

あとは大型動物衝突時のガード、雪の中にスタックした時の脱出ボード、それでもダメなときの牽引ロープや雪用スコップや、それに、、、決して人には言えませんがね、ここまで読んでくれたあなたにだけ そっとお教えする。おしっこ用のおまる。
1リットルの飲料用ペットボトル容器の上を切って スーパーの冷凍食品用のビニール袋を中に拡げて、大事な武器、いつでも出せるように運転席シートの下。

そうそう、最後に絶対に忘れちゃ困るのがツバの長い帽子。Gちゃんは毛糸の帽子の下に愛用のキャップで重ね着。この時期 極地の太陽の昇る高さはメッチャ低。正午でも太陽はサンバイザーより下、雪の反射も入れて目が開けてられない。サングラスかゴーグル、それにキャップはお忘れなく。

追記;忘れてました、タイヤ。ノーマルはいけません。Gちゃんは毎回スタッドレス。ミシュランのX-ICEというのを使っています。氷の上も雪の上もこれ一本。素晴らしいタイヤ。チェーンは使わないので二回目から持って行ってません。(スペアももちろんスタッドレス、ちなみにスペアは2本)
あと、防寒には関係ないけど。ガソリンスペアタンク。50ℓ分。特にアラスカ、カナダの冬の北極圏を目指す人は最低500㌔走行分くらいは必携。雪で閉じ込められた夜、残量計算しながらなんてどれほど惨めで不安か!なおタンクは現地で買えば激安。公認プラスチック製。




4駆って何??そんな素人のGちゃんが北海道旅行の足代わりに買った愛車。

10年ほど前。1100CC。走行4万キロの中古車、ネットで、198000円でした。

帰ったら下取りしてもらう約束だったけど、それから何回行っただろう冬の北海道。

よくやるよ、だれも居ないからって、宗谷岬の先っちょで。これが生まれて初めての雪道でした。今から思えば、カッコわるぅ~~~

2012年12月22日土曜日

シベリア横断大壮行会

高校時代の同窓生20名が集まってシベリア行の壮行会を開いてくれました。
卒業以来の付き合いですから かれこれもう○○年以上の付き合い。皆とうぜん自分の家族以上の長い長い付き合いになります。師走の忙しい時期に遠くからも駆け付けてくれてうれしいものです。

会場は大阪城近くのビジネスパークにある何10階もあるツインビルの最上階。景色抜群の会議室。有名な大電機メーカーさんの施設らしくって社員さんの案内で厳かなセキュリテーチェックを受けながらエレベーターでご誘導していただけました。こんな素敵な場所で限られた人にだけ酒や食事を提供しててこの会社ほんとに大丈夫?この会社に吸収されてなくなってしまったGちゃんの会社を思い出しながら ひがみともヤッカミともとれる複雑な心境の主賓のGちゃんでした。いえいえ、使わせていただいて感謝はしてるのですがね。

なにはともあれ大阪城を足元に見下ろし天下を取ったような素晴らしい景色。恐る恐る上質な部屋に入ったら壁にデッカい同窓会の校旗と「葬行会」という立て看板。この落差はなんじゃ。
見れば全員が喪章を付けて 中には黒ネクタイの喪式姿の仲間も。みんな心知ったる見慣れたガキ友。この10月に肺がんが肝臓にまで転移して余命45日と医者に宣告された仲間まで来てくれてる。壮行会じゃなくって葬行会。げげげ、みんな先立つ人の不幸をネタに酒を飲みたいだけのことかい!?  →後記;高野瀬高次くん、2013年3月逝去。享年70歳。喪心合掌。

食って飲んでしゃべりまくって3時間ほど。老人は勝手バラバラによくしゃべる。私は忙しくって行けなかったけどこの仲間、つい10日ほど前にも忘年会を大阪ミナミでやってるはず。よほど家ではしゃべる相手がないの?。。。とは言うものの本日は終始私への質問や感想で集中。

みんなで私の生命保険を掛けてくれるらしい。ありがたいことです。。。早いだろうから期間は1か月。死亡時受取人は同窓会。。死体が分からず行方不明になってしまったら保険金は出ないとか出るとか皆でもめている、勝手にせい!。。他にお守りや安全祈願やら、、「成田不動山」って書いてあるダサ~いステッカーをリアガラスにぜひ貼ってくれって。どこかのド百姓みたい、やだよ。

質問の大半はやはり摂氏零下30度40度での寒さについての疑問。そりゃ想像もつかないもんね。。男子校だったので女性が居ないこともあって質問も端的直入。行きつく先はおしっこどうするの話。
「もちろんできます。流れ出る間もなく巨大な黄金色のツララとなってぶら下がって、終わったらポキンと根本から折って捨てるのです。うっかりしたら時たま「本体」の先もちぎれて 旅が終わって帰ってきたら 膨れ上がってどれほど巨大化してるやら!」

いやぁ~歳をとっても愉快な仲間たち。のし袋に入れた香典まで頂いてありがたいやら友情がうれしいやら。これはどうしてもシベリアで凍死でもしなきゃならないのでしょうか。
ネットなんて異星のことのように思ってるほとんどのガキ友たち、たまにスマホやパソコン持ってても「へェ~そんなことできるの?!」って目をむいてるお友だち、かろうじてこのプログを読める人が居たら皆によろしく伝えておいてくださいね。ありがとうございました。桜の咲く頃にはまたゴルフに呼んでください、教えてあげます下手になる方法。
黄金色のつらら?!                                                                                                                              

2012年12月20日木曜日

げげげのゲ太郎 第二弾

ロシアビザ取得に必要な「招待状」も速達で送って来て、さぁいよいよ領事館へビザ申請。
大阪の領事館ってどこにあるのかなぁ、何時からやってるのかなぁ~なんて考えながら「ロシア領事館」でいそいそと検索。

ふんふん、東京と札幌と大阪と新潟とか、結構あるじゃん、、、げげげ、大阪は豊中市?なんでやねんそれは。阪神間からは私鉄電車を乗り継いで最後にバスに乗って、なんでそんな住宅街で開業したはるの?!ひょっとしてそれって迎賓館じゃないの?私はビザの申請に行くだけなんだけど。

なになに、見れば東京領事館は12月25日から1月10日までお休み。げげげ、Gちゃんの出発は1月12日。おい、やめてよ、ビザが下りないと行けなくなっちゃう。それにビザ申請受け付けは月水金とかなんとか、受付時間も領事館でバラバラ。こりゃいけません、さっそく大阪に問い合わせのお電話 06-6848-3451,3452 大阪ロシア領事館

うそと思われたら試しに電話を掛けられたらわかります。
やっと出てきた電話。「お忙しいところ申し訳ございません。ビザ申請についてお伺いしたいのですが」
「ЁБДЖЁЗРЯ。。。。あじたあじた。。。。ЁБДЖЁЗРЯ」
「(こりゃ日本語あかんな)。。。Excuse me would you speak English?」
「ЁБДЖЁЗРЯ。。。。あじたあじた。。。。ЁБДЖЁЗРЯ」
「げげげ。パファボール アブラ ウステ エスパニオール??」
「ЁБДЖЁЗРЯ。。。。あじたあじた。。。。ЁБДЖЁЗРЯ」 (ガチャン!!!)

「あじた、あじた??」はは~ん、明日明日と連呼してたのかな?!
そうはいきません、、それに片言の日本語どころか英語もしゃべれない領事館って、そんなハズがない、これって間違って違う所に掛けたに違いない。。。も一度調べなおしても やっぱり豊中の3451。

出てきたのはまた同じヤツ「あじたあじた」の連呼。あげくに「ガチャン」。げげげ、ロシアってロシア語しゃべれなかったらビザは発給してくれないんだ?!知らんかったわい。
こりゃイカン。またひつこく電話。根負けしたのか4回目は違う人。これまた「あじた」の男とほとんど変わらず、わずか「カタコト」の「カ」くらいの英語理解。こちとらもそんな大したものじゃないけどね、本国ではエリートのはず 領事館の職員としたらお粗末すぎます。

英語を教え始めた孫のホノちゃんにしゃべりかけてるみたい、ゆっくりゆっくり 時間かけて、、、推測推測でどうも午後2時から4時が受付時間らしい。車で行ったら駐車場があるかとか、平日は毎日やってるのかとか、とてもとても聞くだけ無駄という雰囲気。ぐえええ~~これがロシアか!

のんびり構えてたツケは大きいな、いくらでも時間はあったのに、2か月分くらい圧縮してドッと今朝がたに降りかかってきたみたい。もう後ろなし、とにかく行って聞いてみるしかなし。トホホのホ。

同じ方面だからついでに伊丹の免許更新センターで国際運転免許も。「前のは返却してください」って小言を言われただけ、いいなぁ日本は。いくらだったかな、2000円か3000円払ってたった10分で完了。これでロシアの運転は可能。

憂うつ。ナビに設定してロシア領事館。。。よくあるんだよね、海外ではこのパターン。ド壺にはまれば もがけばもがくほど泥沼に落ち込んで行く。。。あれはニカラグアだったかホンジョラスだったか、想定外の事故や事件に巻き込まれて、、絶対に怒ったらいかんなぁ~とか ムカ付いても紳士の笑顔は忘れたらいかんなとか、何とかかんとか考えながら、、余計なお話ですがね、、、福島第二原発の事故、「想定外」と片付けてニヤニヤ笑ってられるのは原子力の学者先生か政治家だけ、われわれ庶民には言ってみれば人生毎日そのものが「想定外」の連続、みんなみんなそれを乗り越えて必死に生きている。「想定内」なんて夢のまた夢。

「目的地に着きました」ナビのお姉さんがしゃべってくれたと同時に4~5台の装甲車と機動隊。
ま、そんなもんでしょ、アメリカ領事館ならこんなもんじゃない。
問題は私の車。領事館の前を通過しただけで一発で止められた。バラバラと4,5人。免許書提示。。。でしょうな、時間がなかったのです。昨日パジェロのルーフにガソリン缶3本、スペアタイヤ2本、スコップや脱出用ボードや何やかや満載、自爆テロみたいな雰囲気。カッコ悪いのは知ってたけど今朝は下ろす時間もなくてそのまま来たもんですから。

もがいたらイカンのです、こういう時は。若い機動隊員ににっこり微笑んで「お仕事ごくろうさまです」。。それにしてもアンタらの長い警棒、豊臣秀吉の足軽じゃあるまいにダサいなぁ~。カッコ悪いと思わんか?なんて言ってませんがね。言われた通り近所のスタバの駐車場に入れて徒歩で これから起きる領事館とのやりとり、想像しただけでも不安とストレスとイライラ、、出てくるときはニッコリ納得してるのかなぁ。

鉄格子のデッカイ門を開けてもらってお城のような建物と中庭。「ビザ申請→」の張り紙に従ってドァ開けたら中は4畳半もない暗い小部屋、まるで警察の取り調べ室みたい。大人5人も入ったらいっぱいになるほどの狭さ。中にタートルネックに皮ジャン着たオッサンが立ってる。え?このお方ってタダのオッサン?それとも領事館の人??

いやいや、アンタやったんかいな「あじた」のオッサンって。見ればプロシアの将軍さまみたいなおごそかなヒゲ顔。でもアンタはんでは話にならんしなぁ~~。と、もぞもぞしてたら中から、いやはや、ほのちゃん英語のオッちゃんが優雅な顔して。。。要するに日本語しゃべれる人、英語のしゃべれる人、もちろんスペイン語のしゃべれる人 大阪領事館には居ないってこと。とほほ、これなら中国語がしゃべれなくっても中国の方がマシ。「我本日来館目的査証取得」とかなんとか書けば分かるだろうに。

しゃべって通じないなら手話とゼスチャー。だまって持ってきた「ビザ申請書」「招待状」「パスポート」を提示。さっと目を通してオッちゃんニンマリ。取って返して 栞みたいな小さな紙切れ一枚を私に。
見れば「2012年12月20日受付。12月27日交付」ってロシア語と英語で併記してある。
ぬ??Date of issue " 27 ΧⅡ 2012"????
そんなわけないやろ、あんたら25日から正月休みじゃないんかいな。12月27日いうたら日本でも正月休暇に入ってる役所があるというのに。。それに、受け付けて(大した書類でもないけれど)書類をチェックしてOKするのに たったの2分や3分。あんた、昨日の電話の「ガチャン」からしてみれば 余りに今日は出来過ぎてまへんか。。。ありったけの思い浮かぶ英語と日本語を総動員して交付予定日の確認。とにかく通じたらしい。オッちゃん怒って私の袖を引っ張って隣の部屋へ。つかつかとカレンダーの前。しっかりと来週の木曜日12月27日を腹立ち気に突き指さしている。
ほんまにホンマかいな、そこまで自信に満ち満ちて全身で言ってくれてますけどな、いやぁ~ほんまにホンマか?!

拍子抜け。領事館に入って出て来るまで5分も掛からなかっただろう。あとは手の中に握りしめた小さな紙切れを信じるだけ。受付番号20522とも書いてある。27日に恐る恐る出掛けて行ったら正月休みでガッチリと門が閉まってたってこと ないでしょうね。げげげのゲ太郎どころか とほほのホノちゃんになってしまいます。いやはや ドッと疲れの出た一日でした。


とほほのホノちゃん









「あじたあじたのおっさん」









2012年12月16日日曜日

げげげのゲ太郎

ロクな写真を撮れなかったアラスカ、カナダ北極海の旅。今回の楽しみは雄大なシベリアの風景写真撮影。何が何でもリベンジしなくっちゃ。。。。カメラ4台、交換レンズ4本、大型三脚、その他撮影機材一式、そうそう 予備のバッテリーも準備しなくっちゃ。重たいな~大変だな~。鼻歌交じりでレンズを点検しながら。。。。ぬ?ところでロシアの電源何ボルト??げげげのゲ太郎。200ボルトってネットに出てるじゃん。パソコンはどうなる?カメラバッテリーの充電は?!おい、こんなの聞いてなかったよなぁ~!

出発まで1か月を割って準備不足に気の付き始めたGちゃん。こんなことでシベリア横断ホントにできるの?せめて「はい」「いいえ」「いくら?」「まけてよ!」くらいのロシア語は知っておかないとね。

そうだよな、ロシアを全然知らないよな。モスクワ、ガガーリン、日露戦争、ゴルバチョフ、ボルシチ。。こんなとこか、そうそうシャラポワって言ったよな、テニスの可愛い美人。。そう言えばキャビアというのもロシアじゃなかったのかな。
聞けば地方は道路標識も全部あのロシアの縄文字だけらしい、地名も読めずに一人どこへ行く?!

カナダケベック州。あのオリンピックを開いたモントリオールのある州。だれも信じられないと思うけど、州法で英語使用は禁止、州内は全部フランス語。もちろん看板や道路標識も全て。
死んでも忘れないと思う、「ALTO」と言うのはフランス語で「止まれ」という意味。信号のない交差点、そんなの知らずに突き切ってパトカーに捕まっちゃった。尋問はもちろんフランス語。。。奴ら 英語は理解しているらしい、でも声に出して良いのはフランス語(?)絶対に英語は口にしない。あはは、ワシの知ってるのはマドモアゼルしか知らんのじゃ!ちんぷんかんぷん、ま、結果は厳重注意の無罪放免。あああ、やだやだやだ、ロシア語で止まれという縄文字、どう書いてあるのか だれか教えてくれ~!

2012年12月8日土曜日

1月12日出発

耳と鼻の先にセンサーが埋め込まれてるみたい、寒くなって痛く感じてきたら いよいよ活動開始。予約してきましたロシアへのフェリー。出発はあと1か月後の1月12日に決定。いよいよ。
http://www.dbsferry.com/jp/main/main.asp

というわけでフェリーの出る鳥取県境港市のDBSクルーズと 車両通関業務を扱う上組さんとの打ち合わせ。結論は、北米バンクーバーへ車を送るのとエライ違い。え?これで終わり?出港日を決めたらほとんど30分で打ち合わせ終了。天と地がひっくり返るほど右往左往した北米への車積送がウソみたい。

「はい。1月12日は14時30分に来てください。15時から税関検査。15時30分から車は自分で運転してフェリーに積み込んでください。17時30分から出国審査、乗船。あとはキャビンでゆっくり、ね。ウラジオ到着は15日火曜日お昼。ね」。。。なんじゃこれ、手慣れたというか流れ作業というか ちょっとくらい私にも悩ませて。。「ほんじゃ私 仕事がありますんで。。」上組の赤嶺さん、それにしても出来過ぎというかテキパキし過ぎ。車両積送なんて日常茶飯事という感じ。こちらは生まれて初めての極寒のロシア、寒イボ立つほど緊張してるというのに。
(持参:車両一時輸出許可申請書。パスポート。登録書。国際ナンバープレート。はんこ。)

費用支払いは出航当日窓口で現金。車と人を入れて往復運賃ざっと12万円。他に変動するのが泊まる部屋のランク。ピンからキリまで。車バイクなし、人だけの雑魚寝なら片道2万円2千円でロシアまで。学生なら当たり前だろうけど、ま、ふつうのおじんなら個室が楽か。あとは財布との相談。

問題は船がウラジオストックに到着してから。DBSクルーズはあくまでも車と人を送り届けるまで。あとの入管手続きや何やかや、船が着いてから車の引き渡しまではDBSクルーズ紹介の旅行会社と相談してやってくださいとのこと。「はい、電話番号これ、メールアドレスこれ。はい、英語かロシア語でね、日本語ダメよ。はい」、、タチアナって言ったかな、窓口の青い目のきれいな女性、すまし顔して。タチアナって「太刀 穴」とでも書くんかいな?なんて考えてたらもう説明は終わっちゃってた。

生まれて初めての海外旅行、バイクに乗ってこのルート、夏の間は元気な学生が通ってる通路、通関はどこでも楽しいもんじゃない、ベテランのGちゃんに出来んはずはない。ま、なんとかなるでしょう。緑の窓口で新幹線の切符を買ったみたい、拍子抜けの境港でした。

相前後しますがこのルート、バイブルと呼べるほどのプログがあります。私も過去2年間ほど何百回というほど目を通して情報を得た。マイカーで海外旅行を夢見てる人、ぜひぜひこのプログは目を通しておかれるべきということで紹介しておきますね。http://omnipotblog.blogspot.jp/
青山なおこさんという女性。いや~凄い人も居るんですね。古い情報も刻々新しいのに書き加えられてるからなおさらうれしい。こんなスーパーウーマン見たことない。いやいや貴重な情報をありがとうございました。

わざわざ打ち合わせに行ったのに30分で何もかも終了。帰りは米子や松江を観光見物、好きな写真を久しぶりマジで撮りました。ゴソゴソのたうってる松葉ガニ、あんちゃんが怒り出すまで値切って値切って 言われた通り料理して、う~ん、これならトロトロの丹波牛を食べてた方がコストパーフォーマンスは上か。家族もほのちゃんも大喜びでしたがね。
 
むしろ私はカニを入れてくれた発泡ウレタンのトロ箱の方がうれしい。さっそくバッテリーの防寒対策、上手にウレタン箱を作ってバッテリーをスッポリ。とほほ、遅れてるロシアの自動車事情、これしか対策なし、なんて原始的防寒対策。
(冬のアラスカ、カナダは100ボルトのバッテリーヒーター、オイルヒーターで朝まで車に外部から通電しておく。外部コンセントはどんなホテル、レストランでも駐車場に設置されているのが普通) そんなのロシア帝国にあるはずないよな。  


     
   
鳥取県境港市のひなびた場所。ナビがなくっちゃ行けないないんじゃないかな。週一回土曜日の午後出発、韓国経由でウラジオストック到着は火曜日のお昼。途中の韓国は一泊。ロシアって海の向こう。鳥取から北海道に行くより近い距離。びっくり。

2012年12月4日火曜日

現像ソフト

CS6を手に入れたらこっちのもの。時間はたっぷり死ぬまで、いろんな機能を使う使わないは別、
なにがCS6でできるのか本腰入れてお勉強。
新聞や雑誌の写真、テレビの、あの透き通るような女優さんの肌を見せてくれる化粧品会社のコマーシャル、なにもかも基本はこのホトショップ、知ってる知ってないは大きな分かれ道、Gちゃんには厳しいけどやるっきゃなし。

 

 「たそがれのランデング」

ライトを点け 赤い識別灯を点滅させながら
いましも滑走路にタッチダウン寸前の旅客機。

千歳かな、羽田からかな、お疲れさまでした。
可もない不可もないアマチュア写真、Gちゃんに
してはうまく撮れた「流し撮り」。

でも いわゆる「眠たい写真」ですよね。

これって、やっぱりこの方が迫力
あるよね。「動き」がね。どう?!

JALの文字と 並ぶ客室の窓の灯りをもうちょっと浮き上がらせてみたかったけど、とほほ、今の私には能力外。
 

写真教室の先生ならエンジンの真っ赤な逆噴射まで出してくれるだろうな。
滑走路が真っ赤に染まるほどの現場、、う~ん、まだまだあの迫力は出てないなぁ~~。