2014年1月30日木曜日
休日
一日ゆっくり休日、骨休めの一日です。暇つぶしにヤクーツク雑感をどうぞ。
人種;人口20万人の大都市です。8割はヤクート人、つまりモンゴル系。道行く人は朝青竜や白鵬と同類項で非常に親近感がわきます。性格も恥ずかしがり屋みたい、英語で話しかけたらメッチャ恥ずかしそうにして ごめんなさいごめんなさいとGちゃんに謝る。はにかみ屋なんですかね。お昼にYAMAMOTOという寿司屋に入ったんですが、客いっぱい。まるで青森か山形の田舎の農協のおばちゃんの集まりか?という雰囲気。そんな顔してロシア語をしゃべるのでGちゃんにはなにか変な感じ。ちなみに寿司は喰えたもんじゃなかった。
ホテル;ピンからキリまでいくらでもありそうです。ただしGちゃんの苦労したのがガレージ付きホテル。屋外駐車場のあるホテルはいくらでもありますが「屋内」というのは絶無。マイナス40~50度、お客さんは一晩中エンジンをかけっぱなしにして夜を過ごしています。Gちゃんは朝のエンジン始動には自信がありましたし 別に新品のバッテリーも予備で持っていましたがね、ここまで来てくれてそんな可哀そうなことパジェロさんにさせられません。かわいそうじゃないですか。ガレージ付きは「北極星」という市内最高ホテルのみ、無理して泊まったのはそういう理由からです。ガレージ料金、な、なんと一日1000ルーブル、二日泊めて約6600円!ちょっとした青空駐車場の一か月分料金。どうりでパジェロ以外にもう2台だけの駐車。ま、もっともシャツ一枚で作業の出来る暖かさでしたが。
朝エンジン掛からなかったら。。昨日の朝 ガスバーナーでボデーの下からローストチキンみたいにオイルパンを焼いているのを見ました。信じられませんが、ガソリンに引火したらどうするんだろう、とてもとてもGちゃんにはそんなことする発想もありません。そう言えば道路脇の車の下で焚き火をしているのも良く見かけます。普通の一般家庭ではガレージを締め切って電気ストーブを一晩点けっぱなしにしているようです。石油バーナー送風機とでも呼ぶのでしょうか、一晩燃やしている家庭もあるみたいです。。。もったいないし、無駄なこと。アメリカやカナダみたいなバッテリーヒーターやオイルヒーター、つまり電気毛布方式になぜしないんだろう、訳はわかりません。
そして寒さ。本日はやや暖かく昼間でマイナス41度でした。でも写真撮影はものの5分程度しかできません。完全装備をしていますので寒さは感じないのですが シャッターを押す指がむき出し、見ている間に指先が真っ白に凍傷になってしまいます。こんな時に火事でも起きたらどう放水するんだろう、低温すぎて信じられないことが起きます。。まず自分の出す息。日本でも寒い時にハァ~って白い息が出ますがすぐに空気中に消えてしまいますよね、もちろんここヤクーツクでも白い息は出るのですが、、空気中で一瞬に凍ってしまいますので、白い息は消えない、ゆらゆら空気中を漂っています。息がしかり、車の排気で出る水蒸気がしかり、家庭から出る生活上の水蒸気等々、、チリも積もれば山、風のない日なんか昼間で視界10㍍とか5㍍とか、市内が全部濃霧に覆われたようになっています。危なくて車も自転車以下のスピード、日本なら恐らく通行禁止になることでしょう。。。。ああ、あの北京や上海の光景とも似ています。もちろん空気はきれいで臭いも何もしませんがね。
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