2013年1月15日火曜日

ウラジオストック!


ウラジオストックって不凍港。ロシア帝国海軍の極東基地のあった所じゃねえの?!見たら海、全面に凍ってるじゃん。南極じゃあるまいに。

こんな寒い所。GちゃんこのままフェリーでUターン、帰りたいよ~。







やっと着きましたウラジオストック。日本の境港からは韓国の人ばっかりだったのが 途中で寄った韓国の東海からウラジオストックへの便は 乗客ほとんど全員ロシア人。
その風采どう見てもツーリストじゃない。聞けば韓国への出稼ぎという。まさか韓国中のロシア人が
一同に集まったわけでもあるまい、どうみても2~300人のロシア乗客。クリスマスや正月休暇はとっくに過ぎ去ってるしね。ふだんでもそうらしい、グエ~!韓国てそんなに外国人労働者を受け入れてるんだ?!  これもTPPがらみ??  (後記;韓国はTPP不参加)

東海からのフェリー乗り場はロシア一色。案内もアナウンスも。14日月曜日小春日和の東海を2時かっきり出航。船内放送 ぐだぐだとさえずってるけど命には別条ないだろう。明日の朝10時まで18時間の船旅。しっかり食って飲んで寝てたらウラジオに着いている。ウイスキー2杯キュ~ッ。こてん、俺は寝る。

どっこい。夜半何時頃か、ものすごい船の揺れ。横揺れというよりピッチング。ド~ンド~ンと当たる波が不気味に船内を響き渡ってる。寝てるベッドの体がゴロリゴロリ。ぐえええ、これがあの冬の日本海の荒波?!まるで阪神大震災みたいな地響き。
Gちゃんの二等客室はCデッキと言って船の最下部、窓もなし。つまり何かあったらタイタニックの三等客室の乗客と同じ運命。心配してデッキを見に行ったら!こんなの外へ出たら流されちゃう。打ち寄せた波がデッキの上を濁流のように流れてるじゃありませんか。あかん。この船、沈むでこれは!

乗客のだれも知らないだろうけど実はこの船は。何年前かバブルの昔に鹿児島と種子島を往復してた中古フェリー。採算悪くなって赤字の船を韓国の船会社に買っていただきました。境港の岸壁や施設や設備は鳥取県が丸抱え、やっとできた国際フェリーでありやんす。Gちゃんのパジェロじゃあるまいが 中古の不気味さは見たらわかる、北海道へ行くフェリーとは月とスッポン。

まぁそんなことどうでもいいけどね。台風みたいな北風に向かって必死に突き進んでる感じ。まるで暴風雨。ギシギシギシギシ船は今にも沈没しそう、先日お正月のパジェロとそっくりじゃありませんか。エンジンをいくら吹かせてもからきし前に進んでません。

もっとも 船なんてどうでもいいけど。オイ、Gちゃんのパジェロしっかり甲板にくくりつけてくれはったやろな?!すんまへん、昨夜の波で海にお宅のパジェロ落としてしまいましたんや。なんて許さんぞ。

ウラジオストック到着は8時間遅れの15日午後18時。波も収まって船が北上するにつけ気温はどんどん寒くなって。。。デッキの手すりに氷のかたまり。乗客は何もすることもなく。それにしてもロシア人はタバコよく吸うなぁ。喫煙は船内のバーか船外のデッキ。寒いからみんなバー。5~60人は入れそうなバー、どいつもこいつも指にタバコ。べつに迷惑じゃありませんがね。Gちゃんだって16の時からの喫煙家。まあそれにしてもみんな吸いすぎ。カラダにええことおませんで。。。煙にまみれながらGちゃんもパソコンでブログ書き。

暇つぶし。持ってきたガーミンナビで見たらウラジオストックまであと30キロ。船足は時速30キロ。かっきり1時間後の到着か。。。結局予定18時間の運航が26時間。どういうわけか下船はロシア人から先。 待ちに待たされけっきょくGちゃんが船から降りた最後の乗客。。。よっぽど疲れ果てた顔してたのかなぁ。税関の女性が駆け寄って来て重いGちゃんの荷物を持ってくれて入国審査の行列の一番前へ。覚えたてのスパシーバありがとうを連発。うんうん、歳を取ってきたらこの手はあるなぁ、あわれな疲れた爺さん臭い格好をすればいい!さっそく勉強!!
入管も人懐っこい笑顔、ほぼフリーパス、うえるかむ つぅ ろしあ!スタンプポン!1分。はや~!あの商用ビザや招待状というのは何やってん?!

ロシア受け入れはLINKS,LTDという旅行社。車やバイクによる世界中のツーリストのウラジオ受け入れを専門にしてる会社。と言ってもユーリーさんというおっちゃんがやってるだけだけどね。
長いこと待たされはりましたやろ兄さん、すんまへんでしたな。。。打ち合わせ通り入管を出た所で出迎えを受けて、その仕事っぷり。境港の上組の赤嶺さんと良い勝負。流ちょうな英語、適格な言葉。パジェロ受け入れや保険や各種手続き、今後の段取り、てきぱき説明して 予約入れてくれてたホテルへ乗せてもらって。ほんじゃ明日10時に電話します ハイおやすみなさい。ちょうど夜の9時になってました。

ああしんどかった。。。到着のフェリーターミナルなんて両替も見つからなかった。ルーブル一銭もなし。支払はカード。3泊分でホテル7800ルーブル、閉まる直前のホテルのレストランの支払いが1288ルーブル。これなんぼのもんやねん?!誰か教えてちょうだい簡単な換算方法。

小さいながらもシングルが2つ、シャワーとトイレが付いて。Gちゃんにはこれで十二分。なにはともあれ部屋でネットの出来るのが気分よし!このご時世、これって当たり前なんだけどね。。。思い出すのは糞たれ大阪ヒルトンホテル。Gちゃんはヒルトンのプラチナカードホルダー。一元さんでもないそんなお得意さんからも 一泊2000円のネット接続料を別途取るのですあのバカたれホテルは。殿さま商売。イヤなら使うなということらしい。いつかは潰れるそんな会社、必ず。

やりやり。やっと自分の時間を取り戻しました。ガチガチの道路と寒さ。行く先々を考えるとゾ~っとするけど。まぁ今夜はノータックスで買ったウイスキー。キュ~って飲んでとにかく寝ます。おやすみなさい。

追記:ここウラジオストック。時間は日本より2時間早い。日本12時の時はこちら2時。
考えてちょうだい、日本より早い時間を使ってる国は太平洋のパラオか何か知らんけど、日本より東にある国の一部だけ。。。ふしぎ~~!!ロシア、そんなことしてるから国内に9つも時間帯を作らなあかんようになったんと違うんかなぁ。わたし端から端まで走るつもり、もうちょっと楽にしまへんか。ややこし過ぎまっせ。