2013年1月23日水曜日

ウランウデ




 



黄金の腕じゃなくウランの腕かい?!モンゴル国境に近いこともあり放牧や牧畜が盛んな様子、小さいころから乗馬は腕に自信があるのでしょうか。チタから700キロ、ウランウデの町にやって来ました。8割ほどがモンゴル系に見える、これまでのロシアとは住民の様相が一変しました。標準時間も1時間取戻し、やっと日本と同じ時刻になりましたが 相変わらず日の出は朝の10時半 日の入りは6時半ごろです。

チタを出たのは真っ暗な朝7時半、数えると10時間の運転になります。平均時速70キロというのは相当に無理をした運転です。狭い対向二車線での追い抜きは非常に危険で なおかつ道路は当然凍りついていますので一瞬の気を休めるひと時もなくホテルの部屋へ入ったらバタンQの状態。ロシアにラリードライバーに来たのかと反省するのですが それくらいの距離を稼がないと次の町に行きつけないというのもあり 相変わらず悪路の長距離ドライブに苦労しています。

Gちゃんはロシア語の読み書き会話は全くできませんので 旅の楽しみ、現地の人としゃべり語り合う収穫が皆無、ただ黙々と運転しているロシアの旅に不満と疑問がでてきました。人との語らいだけでなく車のことでもロシア語のできないのは致命傷になりかねません。

昨日運転席側の窓ガラスが上がらなくなってしまうというトラブルに見舞われました。凍りついてモーターが稼働しなくなったのですが 恐らく日本でなら自分でも直せたと思います、この時期、ここシベリアでは屋外では手がかじかんでドライバーすら長くは握れません。素手ではもちろん作業はできません。あとは修理屋、日本ならHONDAやTOYOTA、街で見かける看板のどこでもいい、デーラーに持ち込めば後はゼスチャーででも通じるでしょうが その看板すらシベリアでは全く見たことがありません。修理工場がどこにあるのかないのか聞くのも探すのも大変な苦労。幸い親切なドライバーのおかげで100㌔あまり先のチタ市内にある修理工場まで案内してもらえ これまたGちゃんの夢に感動した修理工場で「タダ」で直してもらえましたが。。。駆動系やエンジン、足回りの複雑で技術的な故障を予想するとかなり先々にも不安を覚えています。英語でなんとかなる、軽く考えていたロシア語が ボデーブローを受け続けたような大きなツケとなって覆いかぶさって来たように思います。

明日は夢だったバイカル湖の町イルクーツクに入ります。ガイドブックを見れば英語の通じるホテルが数軒ありそうですので、またまともな写真撮影をする時間もなかったので休養方々ゆっくり2~3日滞在するつもりでいます。