ハバロフスク、道路標識にやっと出てきてくれました。2,165㎞。ちょっとないね、こんな距離の標識、日本には。
チタを出てスコボロジーノという所まで。。。初めから走るつもりじゃありませんでした。この間はシベリアでも一番深い場所、めぼしい村もなくガソリンスタンドを探すにも苦労する場所。延々とツンドラの森が続きます。昨年は慣れないこともあってホテルも見つけられず あげくガソリンも無くなって零下40度で野宿した区間です。
今回は途中の村や町に寄って宿を探したんですが やっぱり無かったり、あっても3人相部屋だったり、宿探しに苦労しました。普通なら相部屋も別に気にしないのですが、この深シベリア地区、木材伐採の労働者が多くて(中国人出稼ぎ労働者を筆頭に北朝鮮系が多い)、セキュリテーの上で止すことにしました。一泊800円くらい、タタミ3畳くらいの部屋に3人、4人の詰め込みは いくらなんでもヤバすぎます。食べ物の食べさしや変な雑誌が散乱していていかにもタコ部屋風。車内に置けば凍りつくのでいつも部屋まで持ち込むカメラやレンズ、パソコン等の光学機器、安心して眠れません雑魚寝では。。。あと3時間も走ったら安全なモーテル、無理をして夜の9時にふらふらになって到着しました。
結局この区間、今回は行も帰りもノンストップで走りきったことになる。とんでもない僻地だからガス欠車も。予備のガソリン10ℓ差し上げて老夫婦に神さま仏さまみたいに両手を合わせて感謝されました。その気持ち 良く分かります。ガソリンが切れたら死を意味するんですもんね。
これで今回の旅も最後の難場を越え、あとは一路ウラジオストックに向け淡々と距離をこなすだけ。居眠り運転のないよう気を引き締めて走りたいと思います。
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